インタビュー

• 社内の雰囲気を教えて下さい
  明るく、話しかけやすい雰囲気

  私の所属している店舗は胃腸科の門前薬局ですが、在宅にも力を入れています。外来業務を行いながら、個人宅や施設などにもお伺いしています。先輩方は分からない事、知らないお薬などについて教えてくれ、何か困った事などあればフォローをしてくれます。すごく話かけやすい職場で助かっています。

• 輔仁グループを選んだ理由なんですか？
  自分のしている在宅の環境を整えてくれたため

  小児在宅（中心静脈栄養）をしていたのですが転職をする際に、クリーンベンチがないと続けることができませんでした。輔仁グループは別府市と大分市の２店舗にクリーンベンチがあり、患者様のご家族に不安を与えず、スムーズに転職ができました。会社の皆様には大変感謝をしています。

• 前職について教えてください。また前職と輔仁グループとで違うと感じたことはどんなことですか？　　
  薬剤師一人ひとりに対する業務内容と考え方の違い

  前職では、薬剤師一人ひとりに対する仕事量が違っていて、忙しい人もいればそうでない人もいました。その違いに関しても考え方が違うと感じていました。輔仁グループでも個々に対する仕事量の違いはどうしてもありますが、私の周りの職員は私と同じような考えを持って助け合い、フォローをしてくれます。

• 現在行っている業務・普段の業務の内容を教えてください。
  学生実習の受け入れと在宅業務

  普段は２店舗掛け持ちをしており、外来業務を中心に、在宅医療、終末期（PCAポンプ）の医師と同行、学生実習の学生さん受け入れ、輸液の調整、介護認定審査員での多職種連携に関わる仕事をさせて頂いています。

• 仕事でやりがいを感じるときは？
  多職種の方と関わる時

  現在、医師とともに在宅に行く事があります。医師、訪問看護、薬剤師で同行し、患者様の状態を確認、その場で必要なお薬について医師と話をします。すごく緊張するのですが、医師から頼られお薬の相談をされたりすると、大変うれしくまたとてもやりがいを感じます。病院から自分を指名してくれる時にもやりがいを感じ、もっと頑張ろうという気持ちになります。

• 更に、一番うれしかったこと・印象に残っているエピソードがあればお願いします。
  患者様の娘さんからのお手紙

  亡くなられた患者様の娘さんから頂いたお手紙です。
  終末期の患者様で２か月と短いお付き合いでした。（経口摂取が出来なくなり、麻薬の持続投与が必要で他薬局から引き継ぎました。）
  娘さんも最初は不安でいっぱいでしたが心を開いてもらう為に、患者様、ご家族に出来るだけ寄り添い、私も短い間で何が出来るか考え行動をしました。（亡くなられた後に、お薬の回収に自宅に行った時、亡くなられた様子など、ご家族の声に耳を傾け受け止めました。）
  ４９日が過ぎ、娘さんが薬局にご挨拶に来てくれました。
  お手紙も添えられてて、「息が止まるその時までそばで看取る事ができた事は本当に良かったです。感謝の気持ちでいっぱいです。」とその言葉だけで、うれしかったです。その手紙は大事にロッカーに貼ってあり、今も毎日見ています。

• 仕事の中で大切にしていることは？
  笑顔でいる事

  もちろん常に勉強することは大事ですね。
  その思いで服薬指導、在宅業務にあたっています。患者様の中にも症状が重い方など、色々な方がいらっしゃいます。私はどのような場面であっても、患者様には笑顔で接しようと心がけています。やはり笑顔は、人を元気にしたり心を和ませたりすることが出来ます。来ていただいた患者様にこの間だけでも嫌な事を忘れて帰っていただけるよう、これからも笑顔で業務にのぞみます。

• 今後の目標を教えてください。
  若手薬剤師への在宅教育

  学生さんに指導をしている中でその学生さんが「卒業してここで仕事がしたい」とか「この薬剤師の元で在宅を学びたい」と思ってもらえる様に充実した実習を提供していく事です。それと、在宅に興味のある薬剤師に対しては、私の知識や技術を教えたり話したりすることで、在宅業務に意欲的に向かう薬剤師を広げて行きたいです。もう一つ、自分自身がさらに知識や技術を増やしていくことで、在宅医等に信頼され求められる薬剤師になりたいです。