薬局やドラッグストア、コンビニエンスストアなど、様々な場所で購入できるOTC医薬品。医師の診察を受けなくても気軽に購入できるもので、とても身近で便利なお薬です。急な頭痛や腹痛、また花粉症で利用している方も多いのではないでしょうか。
そんな便利なOTC医薬品ですが、いくつか注意点があります。OTC医薬品は、基本的に軽い病気の症状緩和などに使用するものです。症状が繰り返し続く場合や服用をやめると再発する場合は、治療が必要な病気が隠れていることがありますので、一度医療機関を受診するほうが良いでしょう。受診することで、症状が起きている原因が分かり、患者様により合った治療を受けることができます。OTC医薬品を使用する期間の目安は、お薬の説明書に記載があるので、必ず確認をしてください。
また、複数のOTC医薬品を使用する場合や、医療機関から処方されているお薬と併用する場合も注意が必要になります。OTC医薬品には複数の成分が入っていることがあり、その一部が他のお薬の成分と被ってしまっている場合があります。そのため成分の量が多すぎて悪影響が出る場合があります。また飲み合わせが悪いこともあるので、使用する前に薬剤師に相談するようにしましょう。
最近では、OTC医薬品を大量に飲むオーバードーズが問題になっています。必ず用法用量、注意事項をしっかり守って使用することを心掛けましょう。またわからないことや気になることがある場合は、薬剤師にお気軽にご相談ください。
それでは、お大事に。