今年もインフルエンザの流行時期に入ってきました。ただ例年と異なり発熱がある場合、風邪やインフルエンザに加えて新型コロナウイルスに感染している事も考慮しなければなりません。新型コロナウイルスに感染した場合、発熱に加えて味覚・嗅覚異常などの特徴的な症状があると言われています。ただ無症状の場合もあるので、インフルエンザ等との判別は困難だとされています。もしも発熱が新型コロナウイルス感染によるものだった場合、直接医療機関に行ってしまうと周囲の方に感染してしまう恐れがあります。そのため、令和2年11月9日から発熱時の対応が変更になりました。まずは、かかりつけ医など身近な医療機関に「電話」で症状を伝えて相談しましょう。かかりつけ医がおらず受診する医療機関に迷う場合やかかりつけ医等が診療時間外の場合は「受診相談センター（097-506-2755：24時間受付）」に相談してください。必要に応じて受診相談センターから近隣の対応可能な医療機関が紹介されます。
新型コロナウイルスに対する効果的な予防対策は、「３つの密（密閉、密集、密接）」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗い、消毒用アルコールによる手指消毒等の励行です。これらの予防対策は、インフルエンザにも非常に有効であり、徹底して継続することで、新型コロナウイルスのみならずインフルエンザの感染を予防することにもつながります。またインフルエンザに関しては、ワクチン接種も効果的です。効果が出るのに2週間程度かかるので、まだの方は早めに接種しましょう。
今シーズンはインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の両方が同時に流行する「ツインデミック」の恐れがあります。まずは感染しないように予防対策をしっかり行い、発熱時には、周囲への感染を防ぐために、まずはかかりつけ医などの近隣医療機関、受診相談センターに「電話」で相談するようにしましょう。
それではお大事に。