冬が旬の野菜「水菜」。代表的な美容野菜で、生活習慣病の予防効果がある健康に良い食材であること、ご存知ですか?
独特のピリッとした辛みと香りが魅力の「水菜」は、サラダの定番野菜となっています。もちろん生食だけでなく鍋や炒め物の具材、手軽に彩りを加えるための食材として利用している方も多いのではないでしょうか?そこで今回は意外と知られていない「水菜」の栄養素や効能について、いくつかご紹介していきます。
水菜は、アブラナ科の植物で京都が原産と言われ、「京菜(キョウナ)」「柊菜(ヒイラギナ)」「千筋菜(センスジナ)」とも呼ばれています。アブラナ科の植物に含まれる“アリルイソチオシアネート”はワサビと同じ辛み成分で抗菌作用や血栓予防、抗ガン作用など多くの効能を持っています。また、“ビタミンC、ビタミンE、βカロテン(ビタミンA)、カルシウム、鉄分、食物繊維”が多く、栄養価の高い食材です。
美容成分はビタミンC・E、肌トラブルを解消してくれるビタミンA、更にポリフェノール群が多く含まれ、傷ついた肌細胞を修復する働きがあり、美肌作りに欠かせない栄養素がそろっています。その他、“カルシウム”(100ℊ当たり)は牛乳の2倍あり、歯や骨を丈夫にします。鉄分は貧血予防に。食物繊維は腸内環境を整え便秘の解消に欠かせません。水溶性のビタミンが多いので生食がオススメ。カロテンの吸収を高めるため油を使ったドレッシングを絡めてもよいでしょう。
ただの葉野菜だということで、よく知られていない「水菜」の栄養成分ですが、これだけ欲しいと感じるものが豊富に含まれています。健康的な体を維持するためにも積極的に取り入れましょう。一つの食品に偏ることがないように、様々な種類の食品を取り入れ、旬の食材をおいしくいただきましょう。規則正しい生活、バランスの良い食事、適度な運動と、十分な休養・睡眠が基本です。
それではお大事に