湿度や気温が高いこの時期は、細菌(腸炎ビブリオ、腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ菌など)による食中毒が起こりやすい季節です。県からも食中毒の注意報が発表され、注意が呼びかけられています。食中毒を防ぐためには、日頃から食品の取扱いに気をつけることが大切です。そこで今回は、家庭でできる食中毒予防の6つのポイントについてお話します。
- 食品を購入した際は?
- 食品の消費期限を確認しましょう。
- 肉や魚などの生鮮食品など冷蔵や冷凍の必要な食品は、購入後できるだけ早く冷蔵庫や冷凍庫に保管しましょう。
- 家庭での保存は?
- 肉や魚の肉汁が他の食品につかないように、保管する際は容器を分けましょう。
- 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下に保ちましょう。冷蔵庫や冷凍庫に食材を詰めすぎると十分な冷却ができないことがあるので、7割以下が目安です。また冷蔵庫の開閉時間は短くしましょう。
- 下準備では?
- 調理前に手や指を石鹸でしっかり洗いましょう。
- 食材だけでなく、包丁やまな板もこまめに洗いましょう。
- 調理する際は?
- 肉や魚は十分に加熱しましょう。中心部分の温度が75℃、1分間以上の加熱が目安です。
- 調理後は?
- 残った食品は?
- 残った食品を温め直す時も、十分に加熱しましょう。
- 保存してから時間が立ち過ぎたもの、また少しでも怪しいと感じたものは思い切って捨てましょう。
食中毒では吐き気や、おう吐、腹痛、下痢などの症状が現れますが、ときには重症化するケースもあるので注意が必要です。体調がすぐれない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
それでは、お大事に。