「咳エチケット」という言葉を耳にしたことはありますか?「咳エチケット」とは、インフルエンザなどの呼吸器感染症が、咳やくしゃみによって周りの人へ感染するのを予防するために、患者さん自身が行う対策のひとつです。
咳やくしゃみをすると、唾や痰が細かい飛沫(シブキ)となって空気中に2~3mにも及び飛び散るといわれています。これにウイルスなどが含まれていた場合、周りにいた人に感染が広がってしまいます。また、咳やくしゃみをした時や、鼻をかんだ時に口や鼻を覆った手にもウイルスなどが付着するので、その手でいろんなところを触ると、そこから他の人に感染する可能性もあります。そこで「咳エチケット」が重要になってくるわけですが、ポイントは大きく分けて2つ。「ウイルスなどを飛散させないこと」、「ウイルスなどを周りのモノに付けないこと」、です。
具体的には次の通りです。
冬場は空気が乾燥して、インフルエンザや風邪といった呼吸器感染症が広がりやすい時期です。感染症の流行を防ぐためにも、一人ひとりが「咳エチケット」を心がけましょう。他にも、外出後や食事前のうがいや手洗いを習慣づけることや、十分な休養やバランスの良い食事をとって体力をつけることも感染症予防には大切です。また、咳やくしゃみ、発熱など感染症が疑われる場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
それではお大事に。