インフルエンザの感染が広がり、どのように対策をしたら良いか心配されている方も多いのではないでしょうか。そこで、今回はインフルエンザ予防の基本と、それをより効果的に行う方法のお話です。
1.うがい
インフルエンザウイルスは、気道の粘膜に張り付くと約20分で細胞の中に入り込むと言われています。ですから、外から家へ帰ってきた時や喉の渇きを感じた時などにはすぐにうがいをしましょう。通常は、水うがいで十分に効果がありますが、喉の調子が悪くなった時には、うがい薬を用いると良いでしょう。殺菌には、薬を30秒位は粘膜に接触させることが必要です。無理のない範囲で10秒程度のうがいを数回行うと良いでしょう。1日のうがい回数は多すぎてもいけません。普段から喉にいる細菌まで殺してしまい、逆にウイルスへの抵抗力が下がることがあるので注意が必要です。
2.手洗い
咳やくしゃみで出た飛沫が付いた物や手指に触れて感染することがあるので、手洗いは非常に重要です。消毒用アルコールはもちろん効果がありますが、石けんでしっかりと洗浄することでもウイルスに対して十分な効果があります。手の甲や指の間、爪の先などは洗い残しの多い部分と言われていますので、30秒程度かけて全体をしっかり洗うようにしてください。咳をした後や鼻水をかんだ後などは速やかに手を洗った方が良いでしょう。
3.マスクの使用
マスクは感染した人の咳やクシャミの飛沫が、周囲へ飛散するのを防ぎます。感染していない人では、飛沫などの吸入を抑え、ウイルスが付着した手指で口を触らないようにして、感染のリスクを減らすことができます。マスクはすき間があると効果が下がるので、きちんと密着させて使いましょう。
感染を防いだり、感染しても重症化させないためには、栄養や睡眠を十分にとって、普段から免疫力を高めておくことを忘れないようにしましょう。
それでは、お大事に。