脳卒中の予防と対処法について2回に分けてお話します。今回は、予防についてのお話です。
脳卒中とは、脳の血管がつまる「脳梗塞」や血管が破れる「脳出血」・「くも膜下出血」により脳の細胞が障害を受け、意識障害や中枢神経の障害を起こす病気の総称です。脳卒中(脳血管疾患)は、ガン、心臓病についで日本人の死亡原因の第3位で、年間約13万人が死亡しています。手足のマヒや言語障害などの後遺症を伴うことも多く、日頃からの予防と突発時の対処法が重要です。
脳卒中の予防としては、日本脳卒中協会による「脳卒中予防10か条」がわかりやすいので、それを紹介しましょう。
1 手始めに 高血圧から治しましょう
2 糖尿病 放っておいたら悔い残る
3 不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4 予防には タバコをやめる 意志をもて
5 アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6 高すぎる コレステロールも見逃すな
7 お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8 体力に あった運動 続けよう
9 万病の 引き金になる 太りすぎ
10 脳卒中 起きたらすぐに 病院へ
やはり、生活習慣の見直しが最も大切ですね。この他、脳ドックなどを受診して、精密な検査をしておくのが、予防には良いでしょう。
それではお大事に。