紫外線は、日焼けを起こすだけでなく、皮膚や目に大きなダメージを与えることがわかってきました。しかも、オゾン層の破壊によって地上に届く紫外線の量が増えてきていますので、今や日焼けが気になる女性だけでなく、赤ちゃんからお年寄りまで全ての人に紫外線対策が必要です。
紫外線対策としては、
①紫外線が強くなる時間帯(午前10時~午後3時)の外出に注意
②日陰を選んで歩く。
③日傘をさす。つばの広い帽子をかぶる。
④長そでの服を着る。
⑤サングラスで目を保護する。
⑥日焼け止めクリームを上手に使う。
などがあります。
日焼け止めクリームの成分には、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の二つがあります。紫外線吸収剤は、比較的防御効果が高く、塗ったときに透明で見た目はよいのですが、人によってアレルギーを起こすことがあります。
一方、紫外線散乱剤はアレルギーを起こしにくいので、子供や敏感肌の方には、「紫外線吸収剤フリー(無配合)」や「ノンケミカルサンスクリーン」といった表示のある主に紫外線散乱剤を含むものが良いでしょう。
日焼け止めクリームに表示されているSPFやPAは、紫外線の防御指数です。SPFは波長の短いUVBを、PAは波長の長いUVAをさえぎる効果を表します。SPF値が大きいほど、またPAはプラスの数が多いほど、効果は高くなりますが、日常生活では中程度以下の効果のもので充分です。しかし、海や山でのレジャー時など屋外に長時間いる場合は、効果が高いものが良いでしょう。一度塗っても汗などでクリームがとれてしまうと効果が落ちるので、2~3時間おきにこまめに塗りなおしましょう。
それではお大事に。