夜間にぐっすりと眠れていますか?厚生労働省の調査では、日本人の5人に1人が不眠で悩んでいるそうです。そこで、今回は不眠症対策を2つ紹介します。
1つ目は就寝前の行動の改善です。寝る90分前に40度ほどの温度の湯船に15分程度入浴すると、リラックスでき寝付きやすくなります。また、テレビやスマートフォンなどの画面や照明器具から発せられるブルーライトは、睡眠を促すメラトニンという脳内ホルモンの分泌を減らします。できる限り短時間の利用に留め、寝室の照明は暗めにしましょう。また寝床についた後に眠れないまま30分以上過ごしてしまうと、脳が寝床と不眠を結びつけてしまうためより眠れなくなります。その場合は、一度寝床から出てリラックスできる音楽や読書などで気分転換をしましょう。
2つ目は、午前中に活動することです。朝起きて日光を浴びると体内時計がリセットされて、約15時間でメラトニンの分泌量が増えて眠くなるという体の仕組みがあります。これを利用して、朝日を浴びながら20分ほど歩いてみましょう。歩くのが難しければ日光浴をすることもおすすめです。
持病や怪我のため前記の対策が難しい、対策法を実践しても眠れない状態が続くようであれば、睡眠薬を飲む方法もあります。ただ副作用等が気になるので睡眠薬は飲みたくないという方もいると思います。しかし近年では、副作用が少なく自然に近い睡眠を促してくれる睡眠薬もでているので、医療機関を受診して主治医とよく相談してください。
それではお大事に。