脳卒中の予防と対処の2回目です。今回は、主に突発時の対処方法のお話です。
脳卒中の警告サインとしては、次のような症状があります。
・急に顔や手足の片方がしびれる。動かない。
・意識がおかしくなる。言葉が出ない。人の話が理解できない。
・急に目が見えにくくなったり、視野が狭くなる。
・突然のふらつき、ちゃんと歩けない。手足が動かせない。
・原因不明の突然の激しい頭痛。
このような脳卒中と思われる症状が出たら、すぐに救急車で脳神経外科などのある病院へ行ったほうがよいでしょう。脳卒中は突然起こりますので、いざという時の備えをしておきましょう。
次のような連絡表を書いて、電話のそばに置いておきます。
①救急車 119番通報
・落ち着いて、はっきり話す。
・「救急です。」と告げる。
・現在地を伝える。
・倒れた人の性別、年齢、症状などを伝える。
※携帯電話でかけたときはしばらく電源を切らない。地域によっては、FAXやメール通報も可能
②頼りにしている人や隣近所の人を呼ぶ。その電話番号や名前を書いておく。
③かかっている病院や飲んでいるお薬(診察券やお薬手帳)
④病院には誰か家族が付いて行く。
「タイム イズ ブレイン:時は脳なり」といわれるくらい、脳卒中発作時には迅速な対応が必要です。いざという時に慌てないよう備えをしておきましょう。
それではお大事に。